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世界の中の日本文化 その1 [社会]

真の国際化は、母国を相対化して、客観的に評価することが大切です。

身の回りにあるもので、何が世界水準で、何が日本独自のものなのか、
そこを知ることが第一歩。

意外に自分では世界共通と思っていても、よく考えたら
全然世界共通じゃないものというのはたくさんあります。

というわけで、今回は世界水準ではない愛すべき日本の産物
について考えてみたいと思います。


1.成人式

日本の独自性を代表するもののひとつに
成人式があげられます。

毎年今年の成人式は荒れたとか荒れなかったとか言われ、
テレビで新成人の奇行が報じられるたびに、お茶の間では
「情けない」「しょせんは子供」みたいな話題があがります。
しかし、そもそも成人式って何だ!?

ちなみに成人の日は、「国民の祝日に関する法律」によると、
「おとなになったことを自覚し、みずから
生き抜こうとする青年を祝いはげます」

ことを趣旨にしているとのこと。
残念ながら、まったく必要が感じられません、、、


2.オールラウンドサークル

今はよく知りませんが、10年前ぐらいにはどの大学にもありました。
特定の目的、共通の趣味を前提にしないなんでもありのサークル、
いわゆるナンパサークルです。
こういうのは諸外国にはないような気がします。
なぜなら、単なる仲良しグループであれば
そもそも自然発生的に絆が生まれるものですし、
もし組織化するのであれば、形だけでも題目を
掲げるのが常識だと思うからです。
それが「飲酒同好会」「昼寝同好会」のような
取るに足らないものであったとしてもです。
単なる仲良しグループであっても組織にしてしまう、
むしろそうしないと絆が生まれない。
大変日本らしい習慣のように思います。

そういえば、むかし我が母校には
「ダンディズム研究会」というのがありました。
読んで字のごとく、ダンディズムについて研究する会なのですが、
研究会とは名ばかりで会員は終始2人だけでした。
どっちかが脱会したらどうなるんだろうと、ハラハラ・・・


3.名前の画数

日本人は子供の名前を検討するにあたり、
名前の画数を非常に気にします。
どこから来た信仰なのかよくわかりませんが、
これはまず日本以外にはないでしょう。
中国が気になるところですが、簡体字・繁体字を考えると、
もはや画数は有名無実な感があります。
しかも日本人は命名時にあんなに画数を気にしたくせに、
さらに命名後も姓名判断をしたりもします。
あんなに慎重に画数を検討したんだから
運勢は調べるまでもなく
ばっちりなんじゃないのか!
と思うのですが、どうやらそういうことでもなさそうです。
不思議だ…

次回へつづく。


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